ネパールde浦島太郎
10年半の日本生活を終え、帰国した(元)留学生の記録。
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dipsky

Author:dipsky
10年半の日本生活を終え、
ネパールに戻って参りました
シャキャ・ディプです。
専門は教育社会学ですが、ここでは
日々のネパールでの奮闘を記録しています。

Email: dipskyjp@gmail.com

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バンダ(ゼネスト)の苦労
ネパールには不思議な習慣がある。
自分の要望を政権に突きつけるために、
ゼネスト、具体的には交通妨害や店などの営業妨害をする。
制憲期限が5日と迫る中、
それぞれの要望を通すためとか、
期限までに制憲をする抑圧かけるために(不可能)
とゼネストをする。
今日は、チェトリという民族が自民族を新憲法で先住民に指定することや
「期限内に制憲」することを求めてゼネストをした。
(マジョリティで現在結構優遇されるポストにいる人が多いが)
まさに、エスニック・ポリティクスである。

今日は家の行事でスワヤンブナート(我家族の守り神)という山頂にある仏塔に、
早朝から行ってきたのだが、帰りはバスやタクシーがまったく走ってなく
2時間弱歩く羽目になった。
私はともかく老いた両親がしんどそうだったが、
二人はなんだか慣れっこという感じだった。

このようなゼネストがいつから始まったのか定かではないが、
ここ10年間盛んに政党や民族団体によって求められている。
ゼネストが成功する背景には、「暴力」の存在がある。
バンダに賛同しない国民相手に、破壊行動を行ったりするので
自分がその被害を受けるのではないかと出かけるのをやめたり
店を閉めたりする。
例えば、早朝だったので行きはタクシーがあったのだが、
自分のタクシー(生活手段)が破壊されるのではないかと
嫌がりながらスワヤンブナートまで届けてくれた。
帰りは、一台も見当たらず・・・

このように基本的に政権向けの運動であっても、
国民に対して通行規制や営業妨害を行う「活動家」の存在なしに
このようなゼネストは成功しない。
(活動家が足りずバンダが失敗する例もある。)
政権に対しては、「遠回しに」税収の低下や国民からの失望を招くのが
狙いだろうか、個人的に思うのは非常に非効率的かつ経済に大打撃をもたらす
(一回のゼネストで約3億ルピーの損害)抗議行動なのだ。
しかし、実際は「そのような手段しかない」、
平和的に要望書を持って行っても政治家は聞いてくれないと
バンダをする団体は主張する。
バンダより政治家たちの自宅前を囲んだらもっとも効果的と思うのだが・・・
現状では、政治家にはバンダはまったく関係なし。
警備付きの車でどこでも行けるし。

最近では、このようなバンダにうんざりして、
国民がバンダが行われる度に、
バンダを破るためのラリーを
タメル地区から開催したり、
別の方法で抗議活動しようというFACEBOOK経由の運動も
あったりする。

政府もバンダの際、暴力まがいなことに加わる活動家を検挙することに
力を入れたりしているが、
(結局それがまた活動の解放を求めるゼネストの引き金になるので)
個人的には、バンダによる莫大な被害を損害賠償として
観光協会あたりからでもバンダを呼びかける団体に対して訴訟を
起こした方がバンダの終焉になるのではないかと思う
今日この頃である。
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