ネパールde浦島太郎
10年半の日本生活を終え、帰国した(元)留学生の記録。
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Author:dipsky
10年半の日本生活を終え、
ネパールに戻って参りました
シャキャ・ディプです。
専門は教育社会学ですが、ここでは
日々のネパールでの奮闘を記録しています。

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ネパールで自主研修の試み
昨日は面白い会合にたまたま参加。友人が関わっている某NGOの見学に言ったのだが、たまたま教師の「モバイル・ミーティング」があるということで潜入。

なんと教員同士が自らの問題を解決するための自主研修ではないか!4年間これについて日本で研究をしていたので、ネパールでこのような場を発見出来たのがうれしかった。

まぁ、友人のNGOが関わっていたので完全なる「自主」研修まではいかないものの、目指していたものは教員同志自身による問題解決型研修に違いない。昨日はちょうど4回目で徐々にこの方法が確立してきている感じ。

そもそもカトマンズ市内にはこのような研修はなかったらしいが、他の数郡ではセーブ・ザ・チルドレンが数十年前に導入した模様(継続がどうかは不明)。その名残なのか、シンドゥパルチョーク郡でこのような方法がまた別のNGOが用いていたのをたまたま友人のNGOが発見し、カトマンズ市内でも今回「初めて」このような会合ができたとしている。

友人のNGOの支援を下に各教科ごとの教員が隔週の金曜日に支援校のどれかに集まっている。NGOの支援というのは、主に、遠方から来ている教員への交通費の支給・昼食・ノート・ボールペンとファシリテーター。
教員自身が運営できるようにファシリテーターが促していたが、ネパールにはそのような文化がないので教員自身では4回目の今ではできていない。

自主研修の方法としては、
1.自分の教室で使っている教材を「土産」として持参し、その使い方を説明。
2.自分で教えて楽しいこと、問題である箇所を発表。
3.②の問題の箇所を議論。解決を試みる。
従来はこの三つがメインだが、最初なのでNGOがいろいろ気を使って指導主事を招聘。ネパールの指導主事も実力がいろいろなのだが、今回の指導主事がかなりの実力ある方で教員の問題をほとんど全て解決して下さった。それにかかった時間はおよそ1時間半。最後には私も理論的にこの自主研修の手法が有効であることを軽く説明しておいた。1時に始まった会合が終わったのは5時頃。それも教員たちがなかなか帰ろうとしない盛況ぶり。

かなり成果のあるものだったが、問題もいくつかあったのでNGOの方々とシェアーしておいた。
1.自主研修でそれぞれの問題を解決するために少人数でなければならないが、今回の参加人数が30名。全員今回の科目であった「算数」の教員ではなくてもおよそ20名が発表をしていたのでかなりの時間・問題である。
2.文化・ラポール形成の問題かもしれないが、基本的に質問が出ない・かったことも問題。さらに、今回は指導主事がいたので、教員同志で解決する方法としては不十分であった。
3.自主研修という形式だが、NGOの呼びかけに(支援校から各2名)よって集まっていたので、今後の持続に相当力を入れなければならない。主催は一応「学校」になっていたが、校長先生の閉会スピーチでは「NGO主催に感謝」と言っていたので、ファシリテーターがわざわざそれを修正させていた。
また、従来の訓練が失敗したのは、交通費など様々な名目でのインセンティブを与えすぎた点をNGOの理解としてあるので、主催校には交通費を与えない方針はあったが、それでも自主研修は教員自身がお金を払ってまで受けようと思わない限り成功・持続しない。

NGOが教科ごとに隔週やっているのでまだ一周していないので今後どうなるのかは不明だが、もしこの方法がネパールの教員に受け入れられるのであれば教員たち自身で近くの学校ごとでサブグループ作っているはず。さて、どうなるか楽しみ。出来る限りこの活動をフォローするようにしようっと。


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