ネパールde浦島太郎
10年半の日本生活を終え、帰国した(元)留学生の記録。
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Author:dipsky
10年半の日本生活を終え、
ネパールに戻って参りました
シャキャ・ディプです。
専門は教育社会学ですが、ここでは
日々のネパールでの奮闘を記録しています。

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仏教、ネパール、マオイスト
先週から仏教入門講座に参加し始めた。やることは色々あるので、来年に持ち越すことを考えていたのだが、様々な偶然が重なり今年入学。まだ、入門の入門という感じの授業が多いが、大変面白い。今まで断片的に・経験的に得てきた知識を系統的に・理論的に教えてくれるのがその魅力だ。そしてずっと考えてきたネパールの様々な問題とも繋がっていく内容には目が点になる。

その一つが、仏教でも開発分野でも共通なのがカトマンズ中心であること。ネパール仏教として知られるのはカトマンズ盆地のネワール仏教であり、開発分野で政府や国際機関などが促進している「開発」もカトマンズ中心である。
ネパールの仏教を勉強する時に、北部地域、中心部、南部地域の仏教について勉強していくのだが、ネパール仏教として知られているのは中心部(カトマンズ)のネワール仏教。北部はチベット密教に近ければ、南部は南アジア特にスリランカやビルマ(現ミャンマー)の後押しを受けて広げられている(テラワディ)仏教らしい。
開発では政府や国際機関がカトマンズを中心に活動を展開している。すべての役所や国際機関の本部はカトマンズにある。

歴史を紐解けば、なぜカトマンズがネパールの全てであるかのように扱われるのかがわかる。遠い昔から、そして現在もネパール=カトマンズ盆地である。ネパール統一前からネパールと呼ばれているのはカトマンズ盆地であり、現在も村からカトマンズ盆地に来る人々は「ネパールに行く」という表現を使う。これは、まだ一つのネパール・ネパール人の形成に過去の為政者が成功していないということである。
さらにネパールの現在の権力を握っている階層構造をみれば、一部の人間が中心カトマンズに居座ってネパールの利権を独占してきたことがわかる。結果、現在それぞれの民族が「新たなネパール」で自分の権利が確立されるように連邦制を主張している。

この民族による連邦制を最初に提案したのはマオイストと言われている。そのマオイストのブレイン、バブラム・バッタライ博士が本日ネパールの第35代首相として選出された。前回のマオイスト政権での財務大臣として務めたバッタライ首相の斬新な政策やまじめな仕事ぶりのため、国内外でバッタライ博士の人気が大きい。
マオイストが灯した民族による連邦制の火は、もはやマオイストの手に負えないほど大きくなっているが、バッタライ博士のような有識者が首相になったということで、この問題をはじめネパールの和平プロセスが少しでも決着に向かうことを期待している。
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コメント
ネパール仏教と政治について
ネパール仏教についての学びが、ネパールの様々な問題とも繋がっていく内容、
とても興味深いです。(もっとくわしく教えて頂きたいです。)
仏教学習での学びが触媒(きっかけ)となり、ディプさんの思考に化学変化を
起こしているようですね。
ブレイン、バブラム・バッタライ博士のネパールの第35代首相就任。ひとまずは、よかったですね。今後の動向とその成果も興味深いです。

                             八ヶ代 信行


[2011/08/30 02:01] URL | #- [ 編集 ]

バッタライ首相の斬新な政策やまじめな仕事ぶりのため、国内外でバッタライ博士の人気が大きい。
2006年4月、19日間以後をネットを通して見守ってきましたが、コイララ亡き後の混乱振りを見て、もうウォッチングする価値なしか、と感じていました。
KMP,NepalNewsCom も共にアクセスに時間がかかるようになり、見守る時間が減じていました。日本国の3.11震災は私にとっても大変な災害でしたので、そちらに時間を割くことになり、ネパールの情勢を毎日ウォッチングということができない日々でした。
ようやく、バッタライさんが首相になり、理性と知性による政治ができるようになるのでは、と期待しています。
[2011/09/09 22:55] URL | F.K. #88YXAbRI [ 編集 ]


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